れむりあの訪問看護精神科訪問看護とは?

「もう治ったから訪問はいらない」は本当?|精神疾患と“再発予防”という視点から考える

れむりあの訪問看護
{"aigc_info":{"aigc_label_type":0,"source_info":"dreamina"},"data":{"os":"web","product":"dreamina","exportType":"generation","pictureId":"0"},"trace_info":{"originItemId":"7522500935092882749"}}

はじめに

「最近落ち着いているし、もう訪問看護は卒業していいんじゃない?」
「症状が治まってるのに、まだ看護が必要なの?」

このような声は、ご本人・ご家族・支援者のどこからも聞こえてくることがあります。
確かに、状態が安定してきたように見えると、「もう大丈夫かな」と思うのも自然な感情です。

でも実は、精神疾患の“再発リスク”は「落ち着いた今こそ」高まることもあるのです。

本記事では、精神疾患と再発の関係、訪問看護の果たす“予防的支援”の役割、れむりあの考える“卒業のタイミング”について詳しくご紹介します。


精神疾患の「再発」とは?

まず知っておいてほしいのが、精神疾患には再発しやすい性質があるということです。


よくある再発のタイミング

  • 症状が軽くなって、治療や支援を中断したとき
  • 生活環境が大きく変わったとき(引っ越し、就職など)
  • 季節の変わり目(春・秋)、生活リズムの崩れ
  • ご家族・支援者が“安心して気が緩んだとき”

➡ つまり、「落ち着いてきたからもう大丈夫」と思って支援を減らした結果、
“不調の兆し”を見逃してしまい、症状が一気に悪化するというケースが多いのです。


よくある誤解:「治った」と「落ち着いている」は違う

精神疾患は、**完治というより“コントロールしながら付き合っていく”**ことが多い病気です。

たとえば、糖尿病や高血圧のように、

  • 薬を飲み続ける
  • 生活習慣を整える
  • 定期的に医療者と連絡を取る

ことで安定を保つのと同じように、
精神疾患も「落ち着いている=治った」ではないということを理解する必要があります。


訪問看護の“本当の力”は「治す」より「守る」

れむりあの精神科訪問看護では、以下のようなことを目的としています:

  • 再発の“兆し”を早期にキャッチ
  • ご本人が「何かおかしい」と感じたときに安心して相談できる存在になる
  • ストレスにさらされたときに“戻る場所”を確保する
  • 治療や通院を“続けるためのサポート”を行う

つまり、“何も起きないようにする”ことが最大の仕事なのです。


実例:訪問を減らした結果、再発したBさん

Bさん(40代・女性)は、うつ病で通院・訪問看護を受けながら、日常生活を安定して送っていました。
ご本人も「だいぶ良くなったと思うので、訪問は月1回で」と希望されたため、支援を縮小。

その後、たまたま生活の中でいくつかのストレスが重なり、
訪問時にはすでに再発のサインが表れていました。

結果として、再入院となり、生活リズムの再構築にまた時間がかかることに。

→ 訪問看護を続けていれば、「前兆」に早めに対応できた可能性がありました。


「卒業」しても良いタイミングとは?

れむりあでは、訪問看護を“ずっと続けてほしい”とは思っていません。
むしろ、ご本人の力が育ち、自分の生活を自分でコントロールできるようになることを願っています。

ですが、卒業に向けては慎重に以下を確認しています:


✔ 安定して半年以上が経過している

ただ「今は落ち着いている」だけでなく、継続的に安定している期間があるかがポイントです。


✔ 服薬・通院が自発的にできている

看護師がいなくても、「自分で続けよう」という意識が根づいていることが大切です。


✔ 再発リスクを一緒に考えられる

「自分にはこういう時に不調が出やすい」という自己理解が進んでいることも重要です。


✔ 緊急時の相談先が明確になっている

訪問がなくなっても、不調を感じたらどこに相談すればいいかを把握できているか。


“減らしていく”ことも卒業への道

いきなり「ゼロ」にするのではなく、

  • 週3 → 週2 → 週1 → 隔週 → 月1回
  • 1回30分の訪問 → 状態によって電話支援や簡易訪問に切り替える

など、ご本人と話し合いながら少しずつ減らしていくことが、成功的な卒業への近道です。

れむりあでは、こうした段階的支援の中でも、
「もし再発したときはすぐ連絡くださいね」という**“安全ネット”を残す支援**を行っています。


ご家族・支援者の皆さまへ

「もう治ったからいいんじゃない?」とご本人が言うと、
つい「それならやめてみようか」と判断しがちですが…

  • 治ったように見えるけど、実はまだ脆い
  • 看護師が来ることで生活のリズムが保たれている
  • 言えない不安を“訪問の中でこっそり伝えていた”

…といった“見えない支え”があることも多いのです。

**「今が安定しているのは、支援があるからこそ」**という視点をぜひ大切にしてください。


よくある質問(Q&A)

Q. 「訪問をやめたい」と言われたら、どうすればいい?
→ その気持ちをまず尊重しつつ、再発予防の大切さや、段階的な支援の方法を一緒に考えることが重要です。

Q. 訪問看護を一度やめて、また再開することはできる?
→ もちろん可能です。再発や環境変化があれば、医師の指示で再度開始できます。

Q. 卒業を前提に訪問看護を導入することもできる?
→ はい。短期的な支援プランや目的を明確にした訪問も対応可能です。


おわりに

精神科訪問看護は、“治療が必要な時だけ”のサービスではありません。
「安定を維持するため」「再発を防ぐため」にこそ、訪問看護の力が活きるのです。

れむりあは、ご本人が自分らしく生きていくための「静かな支え」でありたいと思っています。
卒業はゴールではなく、「自分の力で歩き続ける」ためのステップです。

焦らず、慎重に。
そして、必要なときはいつでも戻ってこられる。
そんな訪問看護でありたいと、私たちは考えています。

シェアする
lemuriaをフォローする
精神科訪問看護ステーションれむりあ 【伊勢崎 太田 桐生 みどり 前橋 高崎 玉村町】
タイトルとURLをコピーしました